The Wall
OS/2 Wallpaper Changer
Copyright (C) 1995-97 Ken Kinoshita
e-mail:kinoken@ibm.net
Table of Contents
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The Wallについて
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インストール・アンインストール
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使用方法
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【The Wallの表示モード】
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【使用する画像ファイルの選択】
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【ビットマップの指定】
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【壁紙のタイプの設定】
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【インターバルの設定】
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【背景色の設定】
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【サウンド】
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【External Command(外部コマンド)】
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【オプション機能】
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【壁紙毎に任意の設定をする】
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【Zero Time Function】
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【設定をデフォルト値に戻す】
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【The Wallの終了】
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【Wall Emergency Option Program (WallEmr)のON/OFF】
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【Wall.iniの秘密】
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【TimeSelecterのパラメータ追加・削除】
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【Wall Emergency Option Program (WallEmr)の使い方】
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動作条件・動作確認
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転載・再配布の条件
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使用上の注意
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著作権
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ご意見・ご感想・バグ・レポート
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`The Wall' Home Page
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謝辞
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変更履歴
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The Wall Home Page
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The Wall readme, English version
The Wallについて
The Wallは一定時間毎にデスクトップの壁紙を変更していくいわゆる「壁紙チェンジャー」です。
The WallはビットマップのEA Data areaに、そのビットマップが壁紙として表示される時の状態、背景色とタイプ(Normal/Sized/Tiled)のデータを記録して使用することができます。
また壁紙が変更されるときに好みの音を鳴らしたり、外部コマンドを実行させることができます。
インストール・アンインストール
The WallはVX-REXXで作成されていますので、実行にはVX-REXXのRuntime Library `VROBJ.DLL'が必要となります。
`VROBJ.DLL'はWatcomのVX-REXXホームページまたはBBSやOS/2の雑誌等から入手することができます。
Wall221r.zipには以下のファイルが格納されています。
すべて同じディレクトリに解凍する必要があります。
Wall221r.zip
|
Wall.EXE | Wall本体 |
WallEmr.EXE | WallEmr本体 |
install.cmd | 簡易インストーラ |
readme_e.htm | Readme file (English) |
readme_j.htm | Readme file (Japanese) このファイル |
go_wall.htm | The Wall home pageへの道標 |
upload.hobbes | Hobbes |
upload.nifty | NIFTY-Serve |
*.wav | Waveファイル |
【インストール】
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The Wall専用のディレクトリを作成します。
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Wall221r.zipを作成したディレクトリにコピーします。
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Unzip.exe等を使用してファイルを解凍します。
ex. [X:\Wall\]unzip Wall221r.zip
-
Install.cmdファイルを起動してインストールを行います。
このインストーラーは基本的にWall.exeのシャドウを始動フォルダに作成するだけで
す。今後、バージョンアップ時には同じディレクトリで圧縮されたファイルを上書き
で解凍するだけで再度インストール作業を行う必要はありません。
【アンインストール】
The Wall専用に作成したディレクトリ毎削除してください。
The Wallはイニシャルファイルも同じディレクトリに作成するので余計なごみを残し
ません。ただし、BitmapのEA data areaを使用している場合はEA data areaに記録さ
れたデータは保持されたままです。
使用方法
【The Wallの表示モード】
The Wallはスペースの都合上、基本的な機能だけを操作できるモードと全ての機能
を操作できるFull Functionモードがあります。モードの切り替えは`Full Function'
check boxをチェック・アンチェックすることで行います。
【使用する画像ファイルの選択】
Bitmap File Listの上にある`.bmp', `.gif', `.jpg' buttonのON/OFFで使用する
画像ファイルタイプを選択することができます。
【ビットマップの指定】
任意のディレクトリのビットマップを使用することができます。
ディレクトリは`Bitmap Directory'に直接Full Pathを書き込むか、画面右側の
`Drive' buttonと`Directory' listを利用して設定します。サブディレクトリ以
下のビットマップを使用する場合は`SubDirectory' check boxをチェックしてく
ださい。
ビットマップの変更順序は`Random'または`Sequence(Bitmap Listに登録されて
いる順序)'に選択できます。現在選択されているビットマップのプレビュー・イ
メージがPreviewAreaに表示されます。
`Resize Bitmap' check boxをチェックするとPreview Area一杯に表示されます。
ただし、.bmp以外のファイル(.gif, .jpg)の場合、preview windowにはthumbnail
が表示されます。
【壁紙のタイプの設定】
`Image Type' spin buttonで壁紙のタイプ(Normal/Sized/Tiled)を選択します。
Sizedを選択したときはイメージの数も選択してください。
【インターバルの設定】
インターバルの設定方法はTime Selector機能を使用する方法と、Sliderで任意の時間
を設定する二種類の方法があります。
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Sliderで設定
Timerの単位(Second/Minutes/Hour)を選択してSliderで0〜60の任意の値を設定
します。
最大60時間まで設定することができます。
-
Timer Selector機能を使用して設定
Timerで任意のインターバルを選択します。
理論上設定できる時間の上限はありません。ただし、秒には対応していません。
デフォルトでは10分から10分間隔で最大二時間までの設定しかありませんが、
任意の時間を追加することができます(
【TimeSelecterのパラメータ追加・削除】
参照)。
現在のインターバルの値と壁紙が変更されるまでの残り時間は画面上に表示されます。
`Random Timer' check boxをチェックすると設定したインターバルの間でランダムな
間隔で壁紙が変更されます。
【背景色の設定】
Red/Green/Blueの各Sliderを使用して背景色を任意に設定できます。
変更途中の色は`Preview Window'の縁に表示されます。
背景色が決まったらColor Sliderの下の`Accept'ボタンを押すと現在表示されている
壁紙の背景色が設定した背景色に変更されます。
`Color Only' check boxをチェックするとThe Wallを背景色チェンジャーとして使用
できます(この時ビットマップは表示されません)。
`Random Color' check boxをチェックすると壁紙が変更される度にランダムに背景色
が設定されます。
【サウンド】
壁紙が変更されるとき、Waveファイルを鳴らすことができます。
SoundのON/OFFはスピーカアイコンで設定します。ON時は青色にOFF時は灰色になります。
Waveファイルは任意のディレクトリのファイルを使用できます。Directory名を`Current'
にするとThe Wallと同じディレクトリにあるWaveファイルを使用します(デフォルト)。
指定ディレクトリに複数のWaveファイルがある場合は自動的にランダムに選択して鳴らし
ます。
【External Command(外部コマンド)】
壁紙が変わるとき、任意の外部コマンドを実行する事ができます。
使用できる外部コマンドの拡張子は`.EXE', `.COM', `.CMD', `.BAT'の4つです。
外部コマンドは直接External CommandにFull Pathで記述してください。
また、外部コマンドの引数も設定する事ができます。
【オプション機能】
【壁紙毎に任意の設定をする】
The Wallでは各ビットマップ毎に壁紙のタイプと背景色を指定する事ができます。
また同じディレクトリにあっても使用するビットマップと使用しないビットマップを
任意に設定できます。これはビットマップのEA Data Area*
(デフォルトではコメント欄(.COMMENT))に設定を記録することにより、実現してい
ます。
(* EA:拡張情報:システムまたはプログラムをファイルに関係付ける追加情報)
記録されるデータは以下の3種類のデータです。
-
Use/Unused
-
Type (Normal/Sized/Tiled)
-
Background Color
この機能を使用する場合は`Use Bitmap EA' check boxをチェックします。
次に使用する機能にあわせて`Type'と`Color' check boxをチェックします。
いずれのcheck boxにもチェックされていない場合はUse/Unusedの設定のみ記録
されます。
設定を消去するときは`Clear'ボタンを押して下さい。
使用方法
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Bitmap List Boxで任意のビットマップを選択。
-
そのビットマップで使用するTypeを選択。
-
Normal表示で使用する場合、背景色も設定。
-
`Accept'ボタンを押す。
Key Command
幾つかの設定はKey Commandを使用して設定することができます。
Key CommandはBitmap List BoxにFocusがある時に使用できます。
使用できるKey Commandは以下の5種類です。
Ctrl + C : Clear EA Data
Ctrl + N : Set Normal mode
Ctrl + S : Set Sized mode
Ctrl + T : Set Tiled mode
Ctrl + U : Change Use/Unused
【Zero Time Function】
【設定をデフォルト値に戻す】
設定をデフォルト値に戻すときは`Factory Setting'ボタンを押してください。
【The Wallの終了】
The Wallを終了させるときは`Exit'ボタンを押してください。
終了前に確認するPopup Menuが表示されますので終了させる場合は`Go ahead...'を、
キャンセルする場合は`Stop...'を押してください。
【Wall Emergency Option Program (WallEmr)のON/OFF】
サウンドスイッチの上のアイコンでWall Emergency Option Program (WallEmr)の起動
を制御します。WallEmrのスイッチがONの場合、The Wall起動時にWallEmrも同時に起
動されます。
【Wall.iniの秘密】
Wall.iniはテキストファイルなので簡単にカストマイズすることができます。
まぁ、基本的にはいじらないほうが無難です。ただし、マニュアルエディットしないと
カストマイズできないパラメータもあるのです。
*UseEAArea*
使用するBitmapのEA areaのフィールドを指定します。コメント欄を他の目的ですでに使
用している場合をのぞき、なるべく変更しないでください。.COMMENT以外でのテストは
行っていません。
【TimeSelecterのパラメータ追加・削除】
`TimeSelecter'機能使用時に使用するパラメータの追加・削除が可能です。
`Modify' buttonを押すとparameter edit windowが開きます。
ここでTime Selector機能を使用する際に選択できる時間を設定します。
デフォルトではパラメータは、
10m;20m;30m;40m;50m;1h;1h10m;1h20m;1h30m;1h40m;1h50m;2h
となっています。mで分を、hで時間を表わします。秒には対応していませんので注意し
てください。また、各パラメータはセミコロン(;)で区切ってください。例えば、15分と
いう単位を追加したい場合は下記のようにパラメータを追加してください。
10m;15m;20m;30m;40m;50m;1h;1h10m;1h20m;1h30m;1h40m;1h50m;2h
【Wall Emergency Option Program (WallEmr)の使い方】
動作条件・動作確認
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OS/2 Warp 3
(ただし、CSDのレベルにより、VX-REXXの機能が一部動作しません)
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OS/2 Warp 4
転載・再配布の条件
転載・再配布は基本的に自由ですが、事前に作者に許可を取ってください。
また、転載、再配布の際にはオリジナルの配布形態を改変しないでください。
使用上の注意
作者はこのソフトの使用によって生じたいかなる損害にもその責任を負いません。
また一切保証は致しません。予めご了承願います。
著作権
ご意見・ご感想・バグ・レポート
`The Wall' Home Page
謝辞
Special thanks to...
|
Japanese Readme | : | Tetsuya Suto, Yuji Kurashina
|
English Readme | : | Tetsuya Suto, Chris Owen
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変更履歴
Version 1.00 (10.Jan.96)
Version 1.10 (25.Jan.96)
Version 1.20 (28.Feb.95)
Version 2.00 (24.May.96)
Version 2.01 (17.Jul.96)
Version 2.10 (03.Nov.96)
[New Functions/Change Spec.]
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壁紙が変わる時に外部のプログラムを起動出来る機能を追加(External Command)。使用できるFileのExtensionは`.EXE', `.CMD', `.BAT', `.COM'の4つ。
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未完成であった前回のWindow Positionを記録し、次回立上げ時に反映する機能を追加。
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画面の解像度をチェックする機能を追加。
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Full Functionを表示時、上記で得たScreenWidth情報を元に画面からWindowがはみ出ないように自動的に全体が表示できるエリア内に移動させる機能が有効に利用できるようになった。
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EA DataをClearする機能の追加。
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CPUのUsageを大幅に削減。
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各Bitmap毎に使用・不使用の設定できる機能の追加。
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Windows用のBitmapを使用しないときに不必要でパフォーマンスの劣化の原因となるroutineを回避できるようにする機能の追加。(ChangeBitmap)
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Bitmap EA dataを使用しかつBitmap List BoxにFocusがある時、Ctrl + * keyで各々のBitmapの設定を変更することのできるKey Commandを追加。(* = u:Use/Unused, n:Normal, t:Tiled, s:Sized, c:Clear)
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Count Down TimerにHourを追加。
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新しいInterval Timeを指定する機能を追加。(Use Time Selector)
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Bitmap NameのGroupBoxをClickすると現在使用されているBitmapをBitmap Listの該当FileにFocusが移るように仕様変更。今後GroupBox以外をClickするように仕様変更する予定。
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WallEmr(Ver.0.33以降)で利用する画面サイズを実際のwidth/heightに変更(いままでは解像度を使用)。
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INI fileに現在のVersionを表示するように変更。
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INI fileの項目のUsing...をすべてUse...に変更。
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WallEmr.exeに現在表示している壁紙のsetup情報を引き渡す項目(BitmapData)をINI
fileに追加。
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WallEmr version 1.00を添付。
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Resource file(BitmapとIcon)の変更。
[Bug Fix]
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起動時のWindowの動きがスムーズなるようにLogicを修正。
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UseTypeまたはUseColorがどちらもCheckされていない場合でもUse Bitmap EAがCheckされているとそのEA Dataが壁紙に反映されてしまう問題を修正。
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ChangeAtStartUpとRandomTimer OptionがOFFの時、Interval Timeが27のまま変更されない不具合を修正。
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Bitmap EA Areaになにも情報がない場合に生じる、Use/Unuseの変換時の不具合を修正。
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初期状態でUse Bitmap EAをCheckするとTypeのシグナルが表示される不具合を修正。
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Bitmap DirectoryにBitmapが1個しかない時に起きるErrorの修正。
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ChangeAtStartUpとRandomTimer OptionがOFFの時、起動直後にChangeBitmapASAP Buttonを押してもBitmapが変更されない不具合を修正。
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Interval/Remain Timeの計算ロジックおよび表示の不具合の修正。
Version 2.11 (06.Nov.96)
[Bug Fix]
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`Use Time Selector'の不具合を修正。
Version 2.15 (06.Dec.96)
[New Function]
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`Zero Time Function'の追加
Version 2.16 (20.Dec.96)
[Bug Fix]
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TimeSelecor未使用時にThe WallのswitchをON/OFFしたとき、TimeSliderの色がうまく変更されない不具合の修正。
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`Resize' Check Buttonをチェックしてもいつのまにかチェックがはずれてしまう不具合を修正。
[Other]
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画面デザインの変更・調整。
Version 2.20 (01.Jan.97)
[New Functions/Change Specifications]
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GIF FileとJPG Fileに対応。
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Exit routineを簡略化。
[Bug Fix]
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Spaceが入っているDirectory名が使用できない不具合を修正。
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その他、細かいバグをいくつか修正。
Version 2.21
[New Function/Change Specifications]
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Timer Unit ListをEditする機能を追加。
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Warp3ではGIF, Jpeg Fileを選択出来ないように仕様変更。
[Bug Fix]
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UseBitmapEA Modeの不具合の修正。
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その他の不具合の修正とデザインの修正。